緑字は羅勲児さんの言葉の日本語概訳

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観客の拍手と「トッ、トッ」

皆さん、私達は幸福でなければなりません。
今、この瞬間が一番大切です。明日はわかりません。
今、したいことをして暮らさねばなりません。いつ死ぬかもしれないでしょう?
きのうは昨日の事として、明日はあなたも私もわかりません。
私達は現在の中で、自分に対して良くして暮らせば老いません。自分が自分をいじめる人は早く老います。
30過ぎて40になれば月日が本当に早く、50にでもなれば無我夢中。
済州空港に降りて市内から中文
(チュンムン:地名) に入ってくると、昔、済州島公演に来た時に有った物がそのまま残っているのを見ます。
どれ程久しくなりましたか?どれ程老いましたか?
私の目には、「漢拏峰もどれくらい老いましたか?」そのように見えて・・。
次の歌はまだ世間に出ていない歌です。この歌を作りながら胸が痛くなって、歌ってみると終りまで歌えなかった事が何度も有ります。
やろうか、やめようか・・
皆さん、歌詞を一度見てみましょう。
「歳月を枕に休む雲壱片」の歌詞を読む

私がこの歌をためらった理由はプロフェッショナル歌手であるが為です。涙が出て歌えなかったのです。

羅勲児さんは、以前の公演で「プロは悲しい歌でも舞台で泣いてはいけない。お客さんがもっと悲しくなるではないですか?」と話していた。

それで、私は踊りを踊ろうと思います。
オモニ達が無造作に踊る其の踊りを踊りながらこの歌を終りまで歌ってみます。
とにかくも、泣かないで歌う事が出来るように、皆様、気持ちを集中してください。

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