緑字は羅勲児さんの言葉の日本語概訳

けじめ(カルムリ)

歌の途中から指揮者(兼サックス奏者)が、わざと邪魔をするように出て来る。

拍手したら、自分(兼サックス奏者)が最高だと思うから、絶対拍手しないで下さいね。

サックスを得意げに、あるいは雑音のように演奏する。(観客の拍手)

そら、見てください。皆さんが拍手するからメチャクチャするじゃないですか!
最後に羅勲児さんに一発ガーンとやられ(るようなジェスチャーを二人がし)て終わる。
この曲でこのシーンは昨年五月「父母の日ディナーショー」を見た人なら場面を思い出せると思う。

この世宗文化会館の舞台作りでは、楽団は舞台の奥に並び、その前には鎧戸のような仕切りがある。だから、ほとんどの曲では楽団は木の桟の間からしか見えない。指揮者を含め楽団の人がこの曲のように、前には出て来れない筈だ。
だから、いつの間にか鎧戸のような一種の幕が上がっていたのだろう。
そして、今までに日本や韓国で見てきた舞台の前の方には、たいてい黒い箱(何なのですか?歌詞なんかも書いてあるのかな?)がいくつか有るが、会場によっては、舞台下から私達が手を触れる事が出来るくらいの場所に有る会場も有った。
しかし、ここはその「黒い箱」が舞台の奥行きの丁度三分の一くらいの場所にある。そして、羅勲児さんがその線から前に出て歌ったり、話をしたりする事はめったに無かった。
ダンスシングチームなどが踊り回ってくる程度だ。だから、例え前の方の席でも舞台中央に立つ羅勲児さんがとても遠いのだ。

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