知らずに(モルゴ)

舞台いっぱいの派手で愉快なピエロなどの仮装、扮装のダンシングチームは
今までの公演と似ているが、今回初めて見た物は格別に愉快なアイテムだ。
写真が無いので説明に困るが、ムーミンアニメのキャラクターの
一つ「ニョロニョロ」に似ている。ニョロニョロは手のひらだけしかないが、
ここに登場した物は長い腕が付いている。顔には羅勲児さんの笑顔の写真が貼ってある。
5,6体ほど有った。風を送り出す丸い台(機械)の上に白く長い筒状の布があり、
下から風が送られると白い筒はピンと立ち、
長い腕の先の切れ込みが丁度手のひらみたいで、ヒラヒラする。
風が止まると、ヘニャッとなりかけ、風が来ると又筒は膨らんむ。
ダンシングチームが踊る間、不規則にこれが繰り返されて、愉快この上ない。

この曲「モルゴ」は失恋の悲しみを(やけになっているみたいに)無茶苦茶明るく歌ってしまう、
というものだが、ほんとにおもしろかった。
悲しみのどん底にいても、これを見、聞きしたら泪を流しながら大笑いする事だろう。

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