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아리수(阿利水/アリス)

 作詞:羅勲児 / 作曲:羅勲児

≪韓国発売DVD版≫

「流れ始めた川の水は二度と元にはもどらない、離れ去ったあの人も帰ることはない、空に浮かび流れ去る白雲のように、飛び去る鳶のように、この阿利水(漢江)の流れは過ぎ去ったものをカシリカシリと永遠に流し続ける」

と、一字一句ごとに訴えかける、馬上の羅勲児。
舞台ではリズムに合わせて旗棒を下ろす合戦衣装の歩兵たち。

オープニング曲でいきなりエンディングともとれるような人数をかけたステージ。
口ずさみやすいメロディと詩。
ミディアムスローの曲ながら重厚さが伝わる演奏で、リズムセクションでも、特にエレクトリックギターの存在感がある。

가시리」とは、
「高麗時代の歌謡の一つ、別れの切なさと再会を願う心情が素朴に歌われている 」が、
やっと見つけた辞書での定義。
この曲の場合、「가시리」を連呼しているし、「잇고」が続いているので、調子を整える擬音語と判断したがどうだろう。
歌詞の意味が分からなくても十分楽しめるのは事実だが、やはりある程度歌詞の内容も知りたい。
心酔しているライブコンサートの曲となるとなおさらだ。

「歴史は絶え間なく流れ去る、その時代に生きる人も同じ、やって来ては去っていく」

なにやら、哲学的な意味もありそうだ。
(2015年10月4日:美辞麗句)

≪テレビバージョン≫
大画面に展開する騎馬隊。白馬に乗った大将が中心。
おもむろにその大画面が左右に開き、音楽とともに実際に現れるサプライズ。

舞台では歩兵に扮した数十名が列をなす。最前列にはバックボーカル陣も。
歌の途中、羅勲児の白馬が興奮して少し嘶くが、幸いにも落着かせた模様。
最上段にいるので、暴れれば大惨事になる。
よくよく見ると、白馬以外にも何頭かいるが落着いている。

オープニングの曲としては重いが、「光復60周年記念コンサート」だからこれでいい。

(2015年9月26日:美辞麗句)
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