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아리수(阿利水)

 作詞:羅勲児 / 作曲:羅勲児

≪市販DVDバージョン≫
「羅勲児!」、「羅勲児!」と、再度のアンコ−ル曲を待つファンの連呼がこだまする中、少し長めの本曲のイントロ部分が始まる。
コンサート2度目の「아리수」の登場だ。
大合唱団が舞台狭しと配置され、楽団はもちろん、バックボーカル陣や伝統民族楽器の面々も残っており、かなりの重厚な仕上がりになっている。
亀甲船の羅勲児が主役なのは間違いがないが、それをより盛上げる大合唱や、民俗楽器の音色、バックボーカル陣の頑張り(ここでは特に男性陣)、楽団の分厚い演奏も特筆ものだ。
出演者全員の一体感が伝わる、大エンディングとなった。

(DVD終了後の会場の様子)
DVD上では、花火が盛大に打ち上げられ、大画面に大韓民国国旗が映し出されて、CG画面 での羅勲児の姿で終わっているが、実際にコンサート会場にいた方によると、続きがあったようだ。
いったん亀甲船の中に入った羅勲児は、しばらくして、外に待機していたスタッフのガードの中、亀甲船の左横部から姿を現し、全速で舞台の左端横まで猛ダッシュ、そこから舞台にのぼり、中央部まで再度ダッシュして、最後の挨拶。「本当にありがとうございます」、「ありがとう」をファンに向かって連発したそうだ。DVDでのカットが惜しまれる。

(参考直訳)
・・・・・
カシリ カシリ カシリ 鎧冑(よろいかぶと)のきしむ音が続く
流れていく川の水は 戻りはしない
カシリ カシリ カシリ 鎧冑(よろいかぶと)のきしむ音が続く
一度離れ去った愛しい人は 帰ってはこない

カシリ カシリ カシリ 鎧冑(よろいかぶと)のきしむ音が続く
白い雲がぽっかりと浮かび 川の水に沿って流れていく
カシリ カシリ カシリ 鎧冑(よろいかぶと)のきしむ音が続く
トビが 阿利水(漢江)の上を飛んでいく

阿利 阿利 阿利水(漢江) 流れていく 阿利水(漢江)
アリラン 流れる 阿利水(漢江) 流れていく

カシリ カシリ カシリ 鎧冑(よろいかぶと)のきしむ音が続く
白い雲がぽっかりと浮かび 川の水に沿って流れていく
カシリ カシリ カシリ 鎧冑(よろいかぶと)のきしむ音が続く
川の水のように 歴史が流れる

阿利 阿利 阿利水(漢江) 流れていく 阿利水(漢江)
アリラン 流れる 阿利水(漢江) 流れていく
アリラン 流れる 阿利水(漢江) 流れていく
阿利水(漢江) 流れていく 阿利水(漢江) 流れていく
・・・・・
(2016年6月15日:美辞麗句)

≪テレビバージョン≫
アンコール最後の曲。「光復60周年記念コンサート(나훈아의 아리수)」も、いよいよ大団円を迎える。

オープニングに続き、2度目の披露となる。
(直近のいくつかの나훈아のライブを観たので、ある程度の察しがつくが、今回も観客席中央部に通路が大きく取ってあり、ここを移動舞台が前に後にと羅勲児を乗せて移動し、観客席のより近くで顔見世をするのが常だ。
その移動舞台が後方にあるのだろうと想像していた。)

おもむろにイントロが始まる。と、舞台中央先端部がせり上がり、舞台下から何やら大きな物体が。
舞台後方大画面では水上での合戦を映し出している。
亀甲船のような船上には戦国大将に扮した羅勲児が大刀を振りかざしているが、その亀甲船が正面舞台下から出現する演出だったのだ。

竜頭をあしらった前部や左右横部からは白煙を噴出しながら観客の方に進んでくる。

驚き顔や眼を見張る観客。
船上からはタワーが持ち上がり羅勲児がさっそうと登場。

舞台上を見れば、最前列にはバックボーカル陣や民俗楽器演奏陣。
その後から最上段にまであふれんばかりに出演者が並び、羅勲児の歌に合わせて大演奏、大合唱が始まる。

タワー上の羅勲児は身体を左右に振り、観客の熱狂に答えるかのように歌う。

そしてあっという間のエンディング。
大人数の合唱が大迫力。観客に向かって敬礼する羅勲児。顔には満面の笑み。
そして、派手に打ち上げ花火が始まる。

舞台大画面には風になびく大韓民国の旗が映し出される。
次々と打ち上げられる花火。満足や感嘆などの織り交ざった表情の観客。
一様に満足感があふれ、名残惜しそうな表情も。

このコンサートが無料とは信じがたい。国をあげての公演だったのではないか。
これ以上の内容のコンサート、古今東西自分の知る限りでは観たことがない。
(2015年9月27日:美辞麗句)

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