≪韓国発売DVD版≫
花火の打ち上げ、CG画面での宇宙帆船の出現、宇宙ステーションへの着陸などの演出を経て、舞台上では、宇宙船が現れる。
そしてその甲板から、虚無僧姿の羅勲児がパタンと起き上がり、歌われるのがこの曲、「Danny Boy」だ。
ゆったりとした曲から入るステージは、しばしば盛り上がりに欠けることが多い。
前回の「歌客」コンサートでの入りの曲が、「고향역」だったが、しんみりとした出だしで、全編スローで終始し、会場がしんみりしていた。後に盛り上がってくるまで羅勲児が苦労していた印象がある。
今回は、選曲もよかったのだろうけど、見事なほど、伸びやかな歌声を披露してくれた。
引き続いて歌われる「18세 순이」への受け渡しもスムーズで、流れるようで、聴いていて心地よくなる。
(曲そのものについて)
アイルランドの民謡である「ロンドンデリー」が元曲。
世界中で、様々な歌詞によって歌われているが、この「Danny Boy」の詞が最も広く知られている。
(歌唱部分のみの参考直訳)
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ああ、ダニーボーイ バグパイプの音が鳴り響いている
谷から谷へ そして山裾まで 届いている
夏は過ぎ去り 薔薇の花はすべて散ってしまった
去らなければならないのは あなた
そして この場で長く待たなければならないのは わたし
・・・・・
(2016年7月20日:美辞麗句)