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갈무리(カルムリ)

 作詞:羅勲児 / 作曲:羅勲児

≪韓国発売DVD版≫

前曲の興奮が冷めやらぬ中、羅勲児の指の弾くリズムで始まる本曲、3人のテナーサックス奏者がそれに応えて演奏し始める。
テナーサックス特有の重厚な音色で、前曲と同様に、どの曲が演奏されるのか、このイントロでは分からない趣向で、何の曲かと、楽しみがふくらむ瞬間だ。
この羅勲児とテナーサックス奏者の掛け合いは、一種の遊び心の演出だが、盛上げの面で大変効果的である。
そこに楽団のお馴染みの音が聴こえてくる。前曲「무시로」と前後して演奏されることが多い「갈무리」の登場だ。
全編にわたってテナーサックスが強調されており、普段よりも、メリハリが効き、より劇的な演奏に終始している。
リズムセクション(ドラムス・ギター・ベース)の乗りも、素晴らしい。
そんなバックのドライブ感あふれる演奏に応えるように、羅勲児も気持ちが高まっており、より切れの良い歌唱を披露する。
途中、面白いのは羅勲児とバックボーカル陣との掛け合いだ。
歌詞の一部を繰り返して、バックボーカル陣が身振り手振りで、羅勲児に返していく演出だが、これまた効果的で、盛上げに一役買っている。
羅勲児と観客との掛け合いも、観ていて微笑ましい。
そして、エンディング部分での羅勲児とテナーサックス陣の掛け合いも、遊び心いっぱいで興味深い。
前曲と同様のスリリングな展開で終始する、うならせる3分間となった。

(参考直訳)
・・・・・
わたしが何故このようにするのか分からない
一体全体何故このようにするのか分からない
傷つけて何とも言えなくて つらい気持ちの私も分からない
忘れなければいけないことも分かっている もうすぐ無関係な人になることも分かっている
分かっていて何故こうなのか分からない 両目に涙があふれるじゃないか
こういうのは私は本当に嫌だ こういうのは私は本当に嫌いだ
今は本当に忘れなければいけない 今日も 愛の残影
こんな状態ではだめなことは分かっている 過ぎ去った夢だったことも分かっている
そんなことは十分に分かっているけど 気持ちを抑えられない
こういうのは私は本当に嫌だ こういうのは私は本当に嫌いだ
二度と考えてはいけない 今日も 愛の残影
・・・・・
(2016年10月5日:美辞麗句)

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