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고향무정(故郷無情)

 作詞:徐永恩 / 作曲:徐永恩

≪韓国発売DVD版≫

曲の前に羅勲児が、「低音が魅力の歌手や高音の魅力の歌手は昔はいたが、最近はとんとみなくなった」と半ば嘆いて言っている。
これは日本でも同じだな、と聴いていて思ったものだ。
低音というと真っ先に思い浮かぶのが、フランク永井だ。
高音というとさて誰なのか、三橋美智也とか春日八郎だろうか。

時代の流れなのか、個性あふれる歌手が気持ちを込めてじっくり歌う曲を、ファンもじっくり聴いて楽しむ、という場面が少なくなっているような気がしてならない。

さて本曲、「고향무정」は、羅勲児の低音の上手さ、魅力を十二分に楽しめることうけあいだ。
特に出だしの低音は超低音で、さすがの一流プロ歌手の実力を余すことなく見せてくれている。
この声で、フランク永井の名曲、「君恋し」や、松尾和子とフランク永井、それに和田弘とマヒナスターズが共演して歌った、「銀座ブルース」でも歌ってくれたらなあ、と考えた次第である。

(参考直訳)
・・・・・
雲も泣いて越す 泣いて越す あの山のふもと
その昔 わたしが住んでいた ふるさとがあったのだが
今はいったい誰が住んでいるというのか 今はいったい誰が住んでいるというのか
山あいでは水が干上がり 肥沃な田畑には雑草が生えている

朽ち果てた家を訪ねる 家を訪ねる あの山のふもと
その昔 わたしが住んでいた ふるさとがあったのだが
今はいったい誰が住んでいるというのか 今はいったい誰が住んでいるというのか
海には小船が 小刻みに揺れるだけで 漁夫達の歌声がやんで久しい
・・・・・
(2016年11月16日:美辞麗句)

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