≪韓国発売DVD版≫
舞台では前曲から一転してジャズ風バンドを迎えての本曲へと移っていく。
ここから3曲は、良いように言えば、「バラエティに富んだ演出と編曲での演奏」だし、逆に、悪く言えば、「落ち着きのないバラバラな演出と編曲での演奏」といえる。
当曲は古くから知られた曲にアップテンポのジャズ風アレンジを採用している。
ドラムス、ウッドベース、サックス陣、ピアノといった本格的なジャズバンドのはずなのだが、編曲がその良さを生かしきれていない。
聴きようによっては騒がしいだけの演奏になっている。
特にイントロでのピアノの伴奏はワンパターンで聴くに堪えない。
中間部分は気の効いたアドリブの演奏が聴けるだけに惜しい。
全体的に、もう少しじっくりと構えたミディアムテンポでの、4ビートでの本格的なジャズ演奏の方が、この曲、このバンドに合っていたような気がしてならない。
羅勲児の歌いっぷりはさすがの一言なのは言うまでもないが。
(参考直訳)
・・・・・
野ばらの花が赤く咲く 南の地 我が故郷
丘の上 わらぶき三間の家 懐かしい
赤紫色の結び紐を口にくわえて 涙をにじませ
別れの歌を歌ってくれた 忘れられない人よ
月が浮かぶ夕暮れになれば 歌を歌っていた新たな友
旅の宿 北斗星が うら寂しい
去年の春 集まり過ごした 毎日のように
将来への とめどのない期待でふくらんでいた 楽しい時代
・・・・・
(2016年12月24日:美辞麗句)