≪韓国発売ＤＶＤ版≫
高らかなエレクトリックギターの音色と、ブラスセクションの厚みのある演奏、加えて男性バックボーカル陣の力強い後押し、見事なイントロで始まる本曲は、会場の雰囲気をがらっと変えるほどのインパクトにあふれる劇的な幕開けとなった。
その後の羅勲児の歌いっぷりも、羅勲児節が余すところなく発揮され、本コンサートにおいて、初めて心底から楽しませてくれている。
この新しいバージョンでの本曲は、よりメリハリの効いたリズムで演奏され、曲想や曲の詞にぴったりだ。
前バージョンは、少し地味な印象だった。アレンジが冴えると、こうも変わるのか、と感嘆させられる出来栄えだ。やはり編曲（アレンジ）は大事だ。
会場の雰囲気も、はっきりと分かるほど乗りがよくなっている。
エンディングで、一度終わったように見せて、実はもう一度、エンディングがあるのも、意表をついて効果的だ。
曲そのものも、口ずさみやすいメロディで、カラオケとかで、大声で歌ってみたら、さぞ気持ちいいに違いない。
唯一残念だったのは、曲が２番の歌詞までで終わってしまった事だ。
３番も良い歌詞なので、省略せずに歌ってほしかった。
（参考直訳の（ ）内は３番）
（参考直訳）
・・・・・
流れる浮雲は 風に流され 険しい私の青春は 歳月に流される
酔ったはずみで 口ずさむ歌 果てのない 人生の歌
ああ熱い涙 男の涙
笑みを取り交わす 友は多いけど 涙ながらに 差し向かいで座る人は いないんだよ
酔ったはずみで 口ずさむ歌 拍子のない 人生の歌
ああ熱い涙 男の涙
（振り返ってみれば それほど遠い道のりでもなく それくらいで負けるのかと 夕焼けは 私を見て笑う
酔ったはずみで 高らかに笑うけど 笑う目に 浮かぶ涙
ああ熱い涙 男の涙）
・・・・・
（2016年8月10日：美辞麗句）
