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허야(虚)

 作詞:羅勲児 / 作曲:羅勲児

最高のオープニング。
非常に不気味でおどろおどろした低い声の女性ボーカル、三味線の音をもっと低く重くしたような楽器の伴奏、羅勲児の仙人或いは行者のような白色の衣装、空中を漂っているようなしぐさ、下を向いて不気味に両手を差し出す振り付けの妙、効果的な中間部のギターアドリブ、突如現われる舞台右端横の「竜」、など、
緊張感であふれた1曲。
歌詞は難解で哲学風。後の羅勲児の曲、「공」(空)と似かよった曲調。

(参考直訳)
・・・・・
あなたも 私も 生きているものは誰もない
あなたも 私も 何も分っていない
抱きしめて口づけをし 舞い上がって踊れば おそらくそれが 生きていることだろうか
理由もなく 鼻の奥が じいんと来る 顔で笑っても 涙が流れ落ちる
虚しさよ 空を見上げれば ふんわりと 浮雲だけが ただひとつ ぽつんと
地上を見れば 追憶が埋もれて 小石だけが ただひとつ
虚しさよ ああ 虚しさよ ああ 虚しさよ ああ 虚しさよ

あなたも分らない 私も分らない 人生とは何なのかを
あなたも 私も 誰も分っていない
泣いたり 笑ったりして 墓場が見えてくる おそらくそれが 人生なのだろうか
不思議なことに 胸の奥が じいんと来る 唇は笑っても 両目には 涙が
虚しさよ 白チョゴリの女 海女だけが ただひとり ぽつんと
虚しさよ 黒パジの旅人 風呂敷包みだけが ただひとつ
虚しさよ ああ 虚しさよ ああ 虚しさよ ああ 虚しさよ
・・・・・
(2019.11.20 美辞麗句)

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