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太鼓演奏

前曲が終了すると、いったん舞台が暗くなり、ステージからは掛け声が聞こえる。
そして徐々に明るくなると、男女太鼓奏者が現われ、太鼓を打ち始める。
最初はゆっくりのリズムで、そして徐々に速いテンポになり、舞台左右に分かれ、舞台後方の大画面の方に注目する。
すると、画面には大太鼓のセットが現われ、その中で羅勲児が太鼓をたたき始める。そしてそれに会わせて舞台の太鼓奏者達もたたき始める。

どうやら羅勲児と太鼓奏者達との掛け合い演奏のようだ。舞台上、さりげなく太鼓をたたいているように映るけれど、実際はかなりの事前練習の後と思われる。タイミングがまったく外れずに、ビデオと合わせて太鼓を打つ(それも集団で)のは至難の業だけど、難なくこなしていて、さすがはプロと感心する。
画面では羅勲児の複数の大太鼓を操ってのソロ演奏に移っている。
それが終わると、舞台では太鼓奏者達が左右へ動きながらの演奏、そして新たに2名の男性演者が金太鼓を叩きながら現われる。
頭には白く長いリボン付きの輪をはめていて、それが円を描くように頭を動かしながらの踊りだ。
そして、身体を横に傾けたままで飛びながら回転し、舞台上を円を描きながら左右に移動する。
すると、今度は太鼓奏者達がグループに分かれ、円を描きながら太鼓を大きく頭上に持ち上げたり下げたりしながらの曲芸的な踊りだ。そして今度はその場で身体を回転しながらの踊りに移り、そして舞台後方の大画面に向かって移動し、画面の中の羅勲児と合わせながらエンディングとなる。

羅勲児の太鼓の上手さは相変わらずだが、ビデオと合わせながらの太鼓奏者達の演奏はそのアクロバット的な動きも含めて感嘆する。

これ、羅勲児は実際に舞台上で太鼓を叩きたかっただろうと推測する。舞台の大きさ、大太鼓の移動等で不可能だったのだろうけど、それでもこの太鼓演奏の5分間は、当公演のハイライト部分のひとつと数えたい。

(2020.04.20 美辞麗句)

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