名医 月渓秦座首に纏わる伝説 朝鮮王朝 英祖時代(1724-76)、この辺り月渓村に住んでいた少年 秦座首は、ある日寺子屋へ行く途中 にわか雨に逢い洞窟に入ったが、そこで美しい乙女と会い彼女が秘蔵している玉で共に遊ぶようになった。その後、秦座首は毎日のように洞窟で彼女との時間を楽しんだが時が経つに連れて秦座首がやつれていった。不審に思った寺子屋の師は洞窟の乙女が古狐である事を見破り、この次乙女と会ったら、遊んでいた玉を飲み込みながら「天」と「地」と「人」をしっかり見るように教えた。 次の日秦座首は教えられた通り、玉を飲み下した所、乙女は古狐に豹変し、襲い掛かって来たので、慌てた秦座首は「天」と「地」を見る余裕もなく一目散に逃げ出したが道端で「人」に会い、ようやく命拾いをした。 その時から彼は天と地に関しては詳しく知らぬものの「人」に関しては全てを見極める名医になったと伝えられている。 もし、あの玉を狐から取り挙げられなかったら彼の頭の中の知識は全て無くなってしまっていたという。この像の狐には最早「しっぽ」が見えている。 |
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