11年間 歌に飢えた ...ナフナ、ついに戻ってきた

去る3日(2017年11月3日)午後、羅勲児「ドリームアゲイン(Dream Again)」コンサートが開かれたソウル松坡区オリンピック公園オリンピックホールの前にコンサートのポスターがかかっている。

3日午後7時、舞台の霧が晴れると歌手羅勲児(70・チェホンギ)が姿を現した。ギターを手に、童謡「半月」を歌っている。
11年ぶりに歌謡界にカムバックした羅勲児の登場にファンは拍手喝采で歓呼した。
黒地に白で、様々な模様がプリントされたジャケットを着て出てきた羅勲児は白髪だったが、歳月の幅をスキップしてしまったように外観は去る時の姿そのままであった。

羅勲児は「サネ(男)」「ホンシ(熟柿)」「あなたと私の故郷」などの歌をはじめとしてこの夏に発表した「ドリームアゲインアルバム」に込められた新曲「モルラ(知らない)」「ターンシナ(あなたよ)」などを相次いで歌った。
ついに羅勲児が「永遠」を歌う時、彼の顔が大画面にクローズアップされた。

「顔をしかめて生きるには人生はあまりにも短い。確かに私は何か間違っているかは分からないが、すまないと思うし申し訳ありませんし、それで話ができません。」

羅勲児が久しぶりに会ったファンにした初めての挨拶だった。
彼はこの言葉を取り出しに先立って、
「どのような初めての挨拶をするのか分からない」というメッセージを画面に浮かべた後、これまでの心境を込めた歌「イェキ人よ」を歌った。
1節は、ファンの心を代弁するもので、「どこで何をしてたのか」と「なんで今来た」という歌詞が入れられた。
羅勲児は2節で、「何を言えばいいのか、どんな言葉を言うべきか、何も言えない」
「少なくはない年齢に厳しい歳月経て一人で泣いて笑って人生再び学びました」と歌った。
客席では「ケンチャナヨー(大丈夫よ)」という答えがあちこちで聞こえてきた。
彼は「歌に11年飢えた。申し訳ない気持ちは片隅に置いて顔(面の皮)を厚くして公演する。
あなた方が続けろと言えば一晩中歌い続けることができる」、と自信のあるところを表わした。

そして羅勲児は「これまで、地球5周を一人で回った。星も明るく月も明るい奥地に通って、その後ろに隠れた夢を見つけて歩いた」と。
又「南米に行くために米国に立ち寄った際、車を運転しながら韓国のラジオ放送で出てくる「男の涙」という歌を聞いて泣いた。」と言い、
「男の涙」を歌ってうっとなったのか、いくつかの小節は歌えなかった。
「泣くのは嫌いだ」と言うが、彼は何度も目頭を赤くした。
公演の後半部分での羅勲児は新曲「男の人生」「砂時計」などをこなした。
公演がピークに達する頃に、彼はヒョンチョルの「青春を返してくれ」はじめ、ヒット曲「故郷の駅」「乾杯」などを魅力的に歌って雰囲気を精一杯盛り上げた。

120分の公演の間、羅勲児は休まなかった。
最後の曲は「私の青春」という新曲だった。また、一度涙を浮かべた。
観客席では、「オッパ!」「モッチョヨ(すてき)!」という歓声が続出し、立ち上がって拍手を送る観客たちもいた。

今回の公演は、華麗な舞台装置とダンスなどのパフォーマンスで「見る楽しみ」も逃さなかった。
歌詞字幕をメインステージ両脇に設置された大型スクリーンに映し出す親切さも忘れなかった。
公演は羅勲児自身が企画し、スタッフ100人と舞踊団・合唱団・バンドなど50人余りの出演陣が舞台を作り上げた。


3日午後、この日の公演が始まる前に、ホール前で会ったホン・ミョンヒさんは、水原から娘と一緒に公演を見に来たと言った。
彼女は「婿がチケットを買ってくれて来ることができた」と言い「とても久しぶりの舞台だからときめいて期待される」と述べた。
東京からこの公演を見に韓国を訪れた在日韓国人 ホン・清子さんは、「12年前に羅勲児さんの公演映像をDVDで見て、完全に惚れてしまった」と言い「日本で生まれたから韓国語が下手だったが、羅勲児さんの音楽に接し韓国語も着実に勉強したし、最近も彼の歌を聞いていない日が無い」と言った。
彼女は 「どうしてこのように心に響く歌詞を書けるのか... 。羅勲児さんの舞台を待っていた」、「このように見れることになって本当に嬉しく感動的だ」と述べた。

前売りサイトYES24などによると羅勲児カムバックコンサート総座席は3万枚で前売り開始約10分で全席売り切れた。
オンラインでダフ屋が猛烈に動いたりもした。
羅勲児コンサート主要前売り層は30代が多かった。ほとんどは両親へのギフトのためにチケット購入に乗り出したのだ。
会場の前で「よく見て来てねママ」と優しく挨拶して振り返り出て来る娘や、公演が終わって両親が出てくるのを待っていた若い人たちが目立った。
長い待ち時間は、観客だけのものではなかった。公演前の画面の字幕を通じてスタッフは「羅勲児が表現はしなかったが緊張したことを垣間見ることができた」と伝えた。
羅勲児は最後の曲「私の青春」を熱唱した後、観客にクンチョル(韓国式のお辞儀:大礼)をして、ステージ後方に消えた。 羅勲児は来る5日までソウルオリンピック公園オリンピックホール、来る24〜26日釜山オーディトリアムでのコンサートを続けていく。また来月15〜17日大邱コンベンションホールで観客らと会う。

京郷新聞ギムヒャンミ記者sokhm@kyunghyang.com記事原文はこちら
入力:2017.11.04 08:30:00修正:2017.11.04 20:00:25
(日本語訳:byおおきに 2017年11月23日)

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