デジタル朝鮮日報(文化)記事より

羅勲児・らい病患者の為に「小鹿島」で公演

(1997年5月)

「トロットの皇帝」羅勲児が、らい病患者の「ポグムチャリ(住み心地よいところの意)」「小鹿島」で春を迎える舞台を持つ。

14日(1997年5月)午後7時から9時までの2時間、生放送でSBS TV「羅勲児それから小鹿島」(演出 ベチョルホ)。羅勲児が自ら申し出て成し遂げられた公演だ。

昨年SBSが主催した「小鹿島の春」公演をテレビで見て、胸が、じーんと熱くなりました。私を呼んでくれなかったのが残念でしたよ。いつかきっと小鹿島の人たちの為に席を作ろうとしていたが、機会が早く来て嬉しいです」と語った。

羅勲児は公演の為に放送社に多くの注文を出した。出演者200人余り、制作費2億ウォンを超えた。ショーは小鹿島の航空写真とコンピュータグラフィックを利用して彼が空を飛んで小鹿島を尋ねるような場面で始まる。

レパートリーは「ダニーボーイ」「はるかな故郷」「永遠」「愛は涙のたね」「海辺の女」「水車は廻るのに」「雑草」「ムシロ」「夢に見た私の故郷」「青春よ還れ」など20余曲。
歌の間に、小鹿島に住み、病人を世話する看護婦達の哀歓を込めたミニドキュメンタリーも紹介する。

SBS関係者は、羅勲児さんが個人的に車椅子50台を寄贈しながら、
「人に知らせたくないので、SBSの名でしてください」
と頼んだと言い、又、
「看護婦達にあげる服の贈り物も用意している」
と耳打ちした、と言った。(ユンジョンホ記者 1997年5月11日)
(日本語訳by「おおきに」)

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