原文:中央日報2006年10月18日(水)午後9:51
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テンボル(穴蜂)歌手カンジン

映画、ドラマ挿入で 5年ぶりに噂にのる
◆"♪…あなたはあきれるテンボル(テンボル)/あなたは私を泣かすテンボル(テンボル)/ひとりではこの夜がとても長いです~♪"
と、どこもかしこも’テンボル’だ。
カラオケは言うまでもなく、二人以上集まる席では必ずと言っていいほど’テンボル’リズムが流れ出る。
この伝統 ’ポーン’(成人トロット)の歌をどこかの幼稚園では運動会応援歌として歌ったという話もある。
 カラリングダウンロード回数 1位、カラオケ愛唱曲 1位(成人歌謡部門)の記録は歌の人気を端的に見せてくれる。
 TV娯楽プログラムでも幾多の芸能人が ’テンボル’を歌いまくる。
 一言で言えば全国が ’テンボル’に刺されたようだ。
易しいメロディーと独特の歌詞。これだけでもヒット曲の要件を取り揃えているが、ここに羽をつけてくれたのは映画とドラマだった。

◆"インソンよ、本当にありがとう"
映画 ’卑劣な街’とKBS人気ドラマ ’うわさが立ったチルコンジュ’に挿入されて 'テンボル'は完全に浮かんだ。
映画ではチョ・インソンがカラオケと車の中で、そして、ドラマではイスンギがお母さんを慰めながらこの歌をうまく歌った。
歌は最近携帯電話広告のBGでも使われている。
金グックファンの ’タ・タ・タ’、林ジュ里の ’リップスティック濃く塗って’もドラマのお蔭で人気を集めたが ’テンボル’ほど老若男女を選ばず愛されることはなかった。

◆テングボル熱風の主人公歌手カンジンは小味の利く南道なまり(全南霊岩出身)であつい人気をこう説明した。
『これほどに愛されるとは思わなかったです。
2001年発表以来、倦まず弛まず人気があったが、映画・ドラマに出て、ぱっと火が付いたんです。特に若者達が熱狂です。
高等学校祭で交渉に来る男性トロット歌手見たことありますか?』

◆この前、金浦空港から修学旅行に行く女子高生たちに包囲されるという '災難'に遭った。 女子高生たちが彼を見て叫んだ一言、“テンボルだ!
 『劇場で映画 ’卑劣な街’を見ていると、そばの席の若い観客たちが ’テンボル’を 歌に付いて歌う時も人気を実感したね。柳河監督に感謝の電話をしたことは勿論だ。』
『チョ・インソンさんにも感謝の電話をしたいのにうまく連絡がとれないですね。一緒に舞台に上がってテンボルを歌えば本当に大当りだろうに…。』

◆彼が分析した 'テンボル'の人気要因は
『単語自体の中毒性』だ。
"テンボル(タンボルの慶尚道なまり)という単語自体が独特で一度聞けば絶対忘れることができない。
歌を一度聞けばリフレーン部分を自然に口ずさむようになる。歌はテンボルに刺されればすごく痛いように、その人が傷つけたが痛い位に彼をひどく愛するという意味だ。 この頃の若者達は歌を歌ってから 'テンボル' 部分で好きな異性を指さしますよね。
告白になったわけですね。

◆今の人気は 20年間トロットという一つの井戸を掘り下げたことに対する報答だと彼は思う。碌なヒット曲一つなく無名歌手として悲しさもたくさん感じたが、彼はトロットをあきらめなかった。
『6歳の時からトロットを歌いました。町内で歌神童だと噂が立ち、自然にトロットの道に入ったんです。トロットは私の運命のようです。今は '最高の人気歌手' '交渉しにくい歌手' などの修飾語が付いて観客たちも熱狂的な呼応をしてくれるが、実は何ヶ月か前までは想像もできなかった事です。』

◆羅勲児先輩の恩恵を忘れることはできないでしょう。 彼は先輩歌手羅勲児に大きい借りをしていると言った。今のカンジンがあるのは 'テンボル'の作詞・作曲家がまさに羅勲児だからだ。
彼は 2001年、羅氏が 'テンボル'の 歌を作っておいたという話を聞いて彼の事務室を尋ねた。 妻(女性グループ 'フィザメ' 出身の金ヒョソンさん)と一緒に尋ねて 'テンボル'を私にくれるように懇懇と頼みました。
元々自分の歌を他人にあまり与えない方ですよ。
先輩が “じゃ, テンボル持って行っていいことにするか”と言われるので 「必ずヒットさせる」と自信あるように言いました。
結局先輩は曲をくださったし, 録音の指導までしてくださったのです。
普段舞台で先輩の歌をたくさん歌ったが, それが良い保身のようです。私は先輩に大きい恩恵を受けたわけです。
後続曲 “化粧を落とす女”でも人気を呼んでいる彼はトロットが若い階層まで抱きしめると発展することができると言った。

『'テンボル'と張允貞の 'まあ'がヒットした理由は若い階との共感台を作ったからですね。若い感覚に慣らすためにギャグプログラムを逃さず見ます。私が体つきがいいから自称 'トロット界のクォン・サンウ'と言ったが今は 'トロット界のチョ・インソン'にしますよ(笑い)。』

文=ジョン・ヒョンモク記者 gojhm@joongang.co.kr
写真=カンジョンヒョン記者 cogito@joongang.co.kr
◆カンジョンヒョン記者のブルログ
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中央日報 & Joins.com,
(日本語訳by「おおきに」2006.10.26)
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