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소문(うわさ)

 作詞:羅勲児 / 作曲:羅勲児

羅勲児は、「今までの1曲では、(歌いまわしが)荒っぽい表現になったので、今からが本物です」、と開口一番に語っている。
それに対して観客からは、「そんな事はないけど」、というような反響が見られる。謙遜のひとつと捉えたファンも多いかもしれない。
羅勲児はもちろん、「잡초」のことを意味しているのだけど、言わずにはいられなかったのだろう。自省の意味が強いと思われる。

その後、当日の天候について、「天候が心配だったけど、ここには天使がいて雲を追い払っているので、大丈夫だ」、と語り、
「ここからは新曲を披露する時間です」、そして、「新曲の説明です」、と、詳しく歌詞の説明をしている。
「釜山が出てきたり、光州が出てきたり、ソウルが出てきたりと、全国あちらこちらが登場する曲です」。

当コンサートで一貫しているのは、羅勲児のスピーチが丁寧なことだ。話す時間もいつもより長くなっている気がする。歌い方も細かいところまでの気遣いがみられて、繊細かつ丁寧な表現に徹している。
当コンサート最初のスピーチで、「美しいコンサートにする」、と述べていたが、その決意そのものの具体化されたものが常に見て取れる。言い換えれば、気合が入っている、という事だと思う。

さて、当曲だが、レゲェ風の曲調の軽やかなリズムに乗ったダンサブル(踊りやすい、踊りたくなる)な1曲だ。後の、「모르고」の曲調、曲想に似かよっているようだ。
ここでも、羅勲児と女性ダンサー達(花輪の髪飾り、モダンガール風の衣装)との絡みが、曲のイントロが始まると同時に見られる。
1人の女性ダンサーが、羅勲児の耳元で噂をささやき、他のダンサー達を呼び込む。
すると、別のダンサーも羅勲児の反対側の耳元で噂をささやき、他のダンサー達を呼び込むという趣向だ。
そして、羅勲児の歌が始まると、歌詞に沿ったようなダンスを展開していく。
ダンサー全員で腕を上げて方向を示したり、ステージの左右に、V字形に広がって踊ったり、ステージの左右からそれぞれ反対側に両腕を広げながら横断、交差したりと(よく、ぶつかり合わないなと、感心するぐらい狭い空間を行き来している)、実に、チャレンジング(難しいが挑戦する)な振付を施している。

さて、羅勲児の歌声だが、いつもどおりの、歌詞の意味ひとつひとつを身振りを加えながら伸びやかに表現していて、聴衆を歌の世界に引き込んでいる。
そして、あっという間にエンディングとなり、最後のポーズとなり、曲が終わる。
その直後、羅勲児は、指揮者(前年の大阪城ホールでも羅勲児と一緒で、気さくな仲にみえる)に向かって、「수가 있어?」、と言っているようだ。
「運が良い?」、又は、「できる?」という意味だと思うけど、このタイミングでの一言は、色々と想像させて興味深い。

(参考直訳)
・・・・・
私がいちばん愛していた人 本当に好きだった人
一緒になれない縁ならと さらりと私との関係を断った人
たまたま耳に入った噂 信じられないけど
釜山で暮らしているという噂だったり
光州で見たという噂だったり
米国へ完全に移っていったという噂もあるけど
もう一度会いたい人 ああ いまだに私は忘れていない
ああ 絶対に忘れられない

私が前に愛していた人 本当にきわめて大切だった人
私のために去っていくのだと せせら笑って関係を断った人
ありのままの ちまたの噂 信じることはできないけど
ソウルで暮らしている噂だったり 見違えるほど前と変わったという噂や
私のせいでひとりでいるという噂も ああ いまだに私は忘れていない
ああ 絶対に忘れられない ああ 絶対に忘れられない
・・・・・

(2020.03.15 美辞麗句)

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