「今、皆さんが目前に見られているのは」、で始まり、いつもよりも妙に丁寧な楽団紹介のスピーチを、羅勲児はしているので不思議に思ったが、途中で、指揮者のタクトを受け取って、そこから自分で指揮する趣向だったようだ。
そしてこのタクトの振り方がこれまた妙に様になっている。芸達者な人だと感心する。
最後の、両手を真上に広げて延ばし、顔も真上を向くポーズは特に圧巻で十分に見世場になっている。
指揮者とのハグ(抱擁)の後、一緒に飛び上がってのエンディングは微笑ましいぐらいだ。
一瞬の単なる楽団紹介が、これだけのインパクトを与える場面になっているのは、ただただ驚くばかりだ。
(2020.03.15 美辞麗句)