≪韓国発売DVD版≫
この曲からステージに楽団が登場となる。
今回は、楽団がスタンバイするステージが、上昇して現れる演出だ。
前曲から引き続き演奏されるが、出だしのイントロ部分の楽団の演奏自体はいつもどおりなのに、なぜかこの曲の居心地が悪い印象がある。
前曲と本曲がまったく関係がないからだ。つながりがまったくないのだ。
かたやアップテンポのラップ風、かたや生粋のバラード。合うわけがないのだ。
なので、聴く側として、本曲に気持ちが入るまで時間がかかってしまう。
羅勲児の歌いだしも、なぜか白々しく聴こえてくる。多分、ご本人もそう感じているのではないか。
さすがに中間部分あたりから、解消されてくるようだが。
万人が認める名曲であり、万人が認める歌手の歌声だが、演出や編曲を間違えると、ぎこちなくなってしまう瞬間が生じる。
「ナフナのアリス」コンサートには、そのぎこちなさが全くなく、このコンサートには残念ながら、ところどころに見受けられるようだ。
(2016年7月27日:美辞麗句)