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 울긴 왜 울어・해변의 여인(なんで泣く・海辺の女)

 なんで泣く 作詞:羅勲児 / 作曲:羅勲児
 海辺の女    作詞:朴成奎 / 作曲:朴成奎

楽団の短いイントロ演奏の後、おもむろに、羅勲児は閉じていた目を見開き、にやりとしながら歌い始める。
「울긴 왜 울어」(なんで泣く)だ。
この曲はどちらかといえば、公演、終盤に演奏されることが多く、盛りあがること請け合いの曲だが、ここに出てくるとは意外だ。
楽団の演奏も、いつもより少し控えめの、抑えた演奏になっている。
そして曲の、間奏部分に来たとき、羅勲児は、後方の女性バックボーカル陣に向けて、合図のようなしぐさをする。
すると、女性バックボーカル陣は、なんとこの間奏の部分で、別の曲、「해변의 여인」(海辺の女)を歌いはじめた。驚いた。
まったく自然に、間奏の中に、しっくりと納まっている。
これを見ての、羅勲児の得意そうな表情。 どうだ、と言わんばかりだ。
そして、再度、元の曲に戻り、サビから歌い、そして終えるという趣向だった。

この2曲のコード進行が、似かよっているから、やれたのだろうけど、センスのよさにうならされる編曲だ。
この公演における、羅勲児の、最初のしかけ(挑戦)なのだろう。
オープニングからここまでの一連は、茶目っ気あふれる羅勲児の、音楽での挨拶代わりなのかもしれない。

(参考直訳・「울긴 왜 울어」)
・・・・・
泣くんじゃないよ どうしたんだ 泣くなんて それしきの 愛のために
雨の中 さまよい歩いて つらい思い出なんかは きれいに晴らしてしまい 一杯の酒で すっかり忘れてしまえばいい
どうせ人生 離別じゃないか
泣くんじゃないよ どうしたんだ 泣くなんて ばかみたいに どうしたんだ 泣くなんて

泣くんじゃないよ どうしたんだ 泣くなんて それしきの 未練のために
流れる川の水に 悲しみなど 流してしまい 背を向けて笑ってしまえばいい
どうせ人生 長いじゃないか
泣くんじゃないよ どうしたんだ 泣くなんて ばかみたいに どうしたんだ 泣くなんて
・・・・・
(2019.09.22 美辞麗句)

「海辺の女」の歌詞参考直訳はこちらをご参照ください

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