帰国・月刊韓国文化

第五日目(7月8日土曜日)

読み易い行間が選べます(IE4以降)

  釜山観光ホテルの朝食は和洋韓食まぜまぜバイキングだ。夕べは伝統料理うんぬんで大嵐が吹いたが、旅行全体としては無事日程を終えたのでよかった。私個人的にはバス酔いで辛く、食欲も無くて残念だったが、主人を韓国へ連れ出すのに成功したから、その内またいい時もあるだろう。
 帰りの空港へ行く途中、ツアーに付き物の「韓国食料品店」へ寄る。もう何も買うものは無いと思いながら、店員さんの上手なセールスに、また、つい海苔やお菓子などを買ってしまう。
 金海空港で出国手続き後、羽田空港行きと、関西空港行に別れる。帰りは来る時のメンバーと姜 在彦先生の8人になった。東京の社の山崎氏は先生に付き添われて関空組なのだ。関空行は50分も出発が遅いので、免税店をぶらつく。旅行中のバスの中で、誰からか美味しい「トンドン酒」の差し入れがあったのを思い出したのか、売っていたら買いたいとの主人の希望が出た。「トンドン酒」は「マッコリ」より上品なサッパリした味だそうです。が、空港には無さそうだ。代わりに焼き物の大徳利入りの「安東焼酎」を買った。中身より旅の記念品的な買物だ。
 旅の終わり頃に「月刊韓国文化」社の山崎氏が皆に、「今回の旅行の感想文を書いて下さい」と言われた。参加者の職業などを知る事は出来ないが、多くは何かの分野で活躍中と見受けられた。何にもない私はどんな文を書こうかと心配になった。この旅の報告を感想文と共に「10月号」に載せる企画なのだそうだ。他の参加者の感想文は是非読みたいと思うが、・・・。まず「月刊韓国文化」を買わなくては。 一般書店には出ていないから、鶴橋の「ソウル書林」か、もしくは直接社へ購読を申し込むしかないかな。
 後日「ソウル書林」へ行ったら、定期購読者分しか置いていないとの事だったが、9月号なら一冊有るというので、取り敢えず買ってみた。B5版の60頁程度で500円。監修は「韓国文化院」であり、いにしえの韓国文化から現在の事まで取り上げられていて、バラエティーに富むやや固目で読み応えの有る内容だ。姜 在彦先生方の連載も有る。
旅の報告と感想文の載る「10月号」やバックナンバーを社へ注文した。「10月号」には頁の都合で感想文全文はのらなくて、要約か一部分ずつであったが、後日感想文だけ全文の冊子を希望冊数戴いた。韓国旅行に興味の有りそうな知人数人に送った。
そして、この本のお陰で、一般発売の無い羅勲児ディナーショーのチケットを買う事が出来たのは、思いがけない収穫だった。その時の経緯はこうなのです。
  12月15日午後の郵便で「1月号」が届いた。6時頃、孫の夕食の側に附きながら、本をパラパラと見ていた。頁も終わり近くになって、「羅勲児」の字が見えたような気がした。あれっと思って最後から頁を繰り直すと「あった!」 韓国文化に関係ある催し物などの案内欄「文化通信」のページにある。
 数日前、某音楽家のHPで羅勲児ディナーショーがある事を読んだので、あちらこちら問い合わせるとチケットの一般発売は無い、と言う事だけが判った。「東京韓国商工会議所2000年送年会」のアトラクションとして羅勲児ディナーショーを観る企画であった。だから、商工会議所関係者だけが行けるわけだ。ところが、「文化通信欄」に問合わせ先の電話番号が書いてあるではないか!
しかし、もう金曜日の夕方になっているのに、しあさっての18日、月曜日に神戸から東京へ行けるかな?
第一、問い合わせ先に人がいるのか?いても、断られるだろう。次々否定の項目ばかりが浮かぶ。
とにかく電話してみよう。果たして、商工会議所事務局に繋がった。年配らしい男性が親切に応対して下さり、行ける事になった。申し込み用紙をFAXで送ってもらい、記入して即送信。代金28000円の銀行振込は電話で予約し、月曜の朝振り込まれる。
チケットを送ると間に合わないので、「手配しておくので当日会場受付で事情を申し出るように」と。
 次にしなければなら無い事は?  主人に了解を得なくてはいけない。言えば勝手に行けと言うが言わないでは叱られる。ここは思い切って気強く「月曜日、東京へ行きます。一泊してきます」と言い切るしかない。ショーが終わるのが夜だから会場の「赤坂ニューオータニ」で泊まるのが安心だ。ホテルの予約をした。新幹線の切符は土、日に買える。これでよしよし。
 旅慣れた人なら、何でもない事でも、慣れなくて一人で行くのは初めてだから不安いっぱい。でも羅勲児だから、何としてでも頑張ってしまった。
このショーの詳しくは羅勲児ホームページ「ディナーショー」の「2000年12月18日」に書いた。
第一回目の「韓国の文化と食を訪ねる旅」は、旅行嫌いの夫婦を翌年の「第二回目」も参加する気にさせた。そして色々の羅勲児収穫物も残し、「なぜか魅ひかれる韓国文化」に親しめる道を拡げた。

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