韓国の文化と食を訪ねる旅・第1回

2000年7月4日〜8日
読み易い行間が選べます(IE4以降)

 本題旅行の企画は「月刊韓国文化」社で、日本の旅行社は「アクアリゾートツアー」、韓国は「ユニオン国際航空」主催であった。
一般のツアーと少し違うことは、講師がお二人同行される点だと思う。
主に「文化」方面担当の講師は大阪の「姜在彦」先生。司馬遼太郎さんの「街道をゆくシリーズ」の「耽羅紀行」に登場され、知る人ぞ知る名物教授である。お名前の「かんぜおん」という読み方が「観世音」に通ずると司馬遼太郎さんが書いておられるが、ほんとうにそのような雰囲気を持っておられて、私にとって難しい著書から受ける印象とは異なる。
 姜在彦先生を中心とする「日韓歴史の接点を歩く会」に恐る恐る入った時も「ほんわかさ」に安堵したことだった。こちら、興味は有るものの、歴史や韓国語の知識が幼稚なものだから。
ところがこの穏やかな姜 在彦先生がこの旅の終わりになって「メッチャ」(先生の愛敬のある口癖)腹を立てて怒鳴られたことがあった。この事はまた後で。
 「食」方面担当は、東京の「姜連淑」先生。同じ「姜」姓だが、これは偶然のこと。韓国の苗字は数が少なくて、一番多い「金」さんなどは「どこにでもごろごろ」の感じ。韓国の名門女子大を出て、戦火から逃れて日本に来られたようだ。研究熱心でしっかりしておられるが、やさしい先生。「食」のみならず色々な場で教えていただいた。羅勲児ホームページの韓服に関する資料は、私のちょっとした質問に対して丁寧に探して送って下さった物。
 「韓国の文化と食を訪ねる旅」という企画のツアーが有るのを知ったのは6月19日の「日韓歴史の接点を歩く会」でのこと。
「月刊韓国文化」の読者を主な対象としていたので、購読していないどころか本があることも知らなかった。後、半月しかない。「歩く会」メンバーの中で連れになる人を探してみたが、急に休暇が取れないなどの理由で難しい。
一般の観光なら付き合ってくれる友人も無いではないが、興味の無い内容で10万円の費用は高いと思われるだろう。主人を誘うしかないが、旅行嫌いである。おまけにパスポートの期限も切れている。家に帰ってから熱心に口説いた。
「こんな大先生と一緒の旅行は他では出来ない。出来てもズーッと高くて、こんな金額では行けない。絶対お値打ち旅行」などと。でも本当にそう思う。
増して韓国旅行がはじめての主人だから、まともな所へ案内したいと思う。私は韓国学園から二度行った事があるが、また行きたいから、次の機会の為に印象を悪くしたくないという思いがある。事実、この後、数回韓国旅行に付き合ってくれる結果となった。
 結局「一生のお願い!」ということで、承諾を取り、パスポート申請に走った。

第一日目
7月4日(火)
釜谷泊
第二日目
7月5日(水)
光州泊
第三日目
7月6日(木)
晋州泊
第四日目
7月7日(金)
釜山泊
第五日目
7月8日(土)
金海発

羅勲児日本ファンサイトTOPへ 羅勲児日本ファンサイトTOPへ 【 韓国旅日記目次へ戻る 】