民族博物館・竜頭岩・国立済州博物館

第四日目(9月9日 日曜日)

読み易い行間が選べます(IE4以降)

 済州島最後の午前中は「済州民族自然史博物館」を見学した。入り口近くの「リュウグウノツカイ」と言う魚の標本は「大阪府自然史博物館」で見たのよりも大きい。出口の販売コーナーで急いで本を買ってバスに乗ってから袋を開けて見たら「岩の写真集」を買ったつもりが歴史人物の「まんが」であった。見本ケースのガラス越しに指差したのが販売員さんの見た角度と違っていたらしい。
 昼食はちょうど旬であるらしい「たちうお」が、じゃが芋や大根と煮てある有りそうで珍しい料理であった。スズメダイの佃煮ふうに煮たのもあった。ご飯が赤米入りで、日本でも信州の御土産とかで貰って家で食べているが、韓国では始めて出た。
 午後、一行は一旦済州国際空港へ行き、関東組は仁川国際空港経由で成田空港へと帰って行った。姜 在彦先生は墓参の為、もう一日留まられる。関西空港へ帰るのは、わずか3人である。  台風の影響で雨が降っているが、18時25分発まで時間が有る。そこで今回の旅行の写真担当であった地元の「徐 泰運」氏が案内してくれることになった。
 「ソンハミ オットケテェセヨ?」のおぼつかない質問とノートを出すと漢字名を書いて「徐」は「ゆっくり、ゆっくり」「泰」は「大きい」と日本語とゼスチャーで示した。日本語はほんの少ししかわからない様であった。何語でどんな言い方だったのか思い出せないが「羅勲児ファン」だと言ったら、羅勲児は好きだと言うふうに答えてくれた。観光バスからマイクロバスに乗りかえる。
 最初の案内は「竜頭岩」だ。初日に側を通った時にバスの中で案内があったが、すぐ通り過ぎたし、夕刻で薄暗かったから、見えていなかった。浪打際まで下りて行けるように階段が有る。岩のごつごつした所に店のような場所があり、海で採れた物を肴にしているのか、お酒を飲んでいる。
徐氏が私のカメラで数枚写してくれた。幸い雨の合間であった。
 「竜頭岩」で気にかかったのは、岩の遠く向こうに大きな物を建てているように見えた事だ。もしそうなら、ここの風景が台無しなのだけれど・・
 雨でなければ、他に行ける所もあると思うが生憎と又雨風だ。「国立済州博物館」へ行った。徐氏は博物館の案内は不得手とみえて別な所で待っている。3人だけで1時間余り、ざっと見ただけで出る。確か今年6月に出来たばかりと「韓国文化」に出ていた所の筈だ。その後、次は何処へ連れて行ってくれるのかとバスに乗ったら、空港へ送って来てしまわれたが、そんなのなら、もっと博物館に居たかった。(家に帰ってから、「韓国文化9月号」を読み返すと地下にも伝統的な民家を象ったものなどが有り、惜しい見方をして来たと思う)
 旅行社の方の見送りの挨拶を受けても、 未だ3時だから、3人が交代に荷物番をして空港のみやげ物店へ行った。釜山の空港と違って、ここ済州空港は御土産店が沢山有る。ウォンがまだ残っていると使ってしまいたくなり、塩辛や見学地では買わなかった柿渋染めの帽子やベストまで買ってしまった。台風模様ではあったが、大した事はなく定刻に離陸、着陸した。
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