KTXで釜山からソウルへ・仁川空港発

第五日目最終日(7月18日 日曜日)

読み易い行間が選べます(IE4以降)

 この朝から姜在彦先生と李進煕先生は、それぞれの用の為、別行動を取られる事になっていると伺っていた。ホテルからバスが出る時、何と!お二人の先生がホテル玄関で手を振って見送って下さっているのだった。こんな事して貰って・・・いいのかなぁ。と思ってもどうしようもなくバスの中で手を振ったり、頭を下げたりするしかなかった。
国鉄釜山駅まで来て、釜山の運転手さんとバスにサヨナラした。銘々はトランクなどの荷物と共に釜山駅に入った。今年4月1日に開通した韓国高速鉄道(Korea Train eXpress)でソウルへ向かう、乗る事が目的で来たルートだ。
 昨日か、おとといに日本から浜村淳さん達一行が取材で乗りに来ていて韓国KBSから日本の毎日放送へ実況しているそうだ。ラジオの留守録をセットして来るべきだった。どんな感想を話したのだろうか?
 釜山駅の様子【窓口】【改札口案内板】【ホームへの連絡路】【ホームと列車】
  8号車の指定席で荷物も棚に上げて発車を待つばかりになって、車内の様子をビデオに撮ったりしている人もいるようになった頃、私達団体以外の個人客が一人しきりに自分の席を探しに来た。そしてコンダクターの文さんと頭を寄せていたかと思うと、何と!文さんが指定席券の車両を間違えていた!!  重い荷物を棚から下ろし、8号車から10号車へと移動する破目になった。やれやれ。
 日本のJRの場合は在来線(狭軌道)と新幹線(標準軌道)では線路の幅が違うから、完全に別々の線路を走りますが、韓国のKTXは時には在来線の駅を通過します。全線を同じ線路を走っているのではありませんが半分以上が在来線と同じ線路を走っているようです。韓国の国鉄在来線は列車ダイヤの間隔が日本と比べ物にはならないほど長いでしょうが、KTXのスピード感がパッとしないのは、やはり専用線路をビューンと走らないからかも知れない、と思いましたが・・。
  9時に釜山を発車して定刻11時40分ソウル駅到着。出口に漢字も使われている。
  朝食は「土俗村」で蔘鶏湯。土俗村へは前にも来た事がある  しかし、今日は日本でいう「土用丑の日」に鰻を食べる、に似てサムゲタンを食べに来る人が多い事!。私達は文さんが予約の際に交渉していたから30分程の待ち時間で済んだ。 前の時は食欲が無くて少し口にしただけであったのに、今回は待って漸くあり付けた感のせいか、体調が良かったからか、八分どおりは平らげた。実を言うと、鶏肉は余り好きではないのに気にならずに戴きました。
 仁川国際空港へ向かうバスでは満腹の為か車窓の景色をぼんやりと眺めながらであった。文さん、李さんと別れを告げ、出国審査口通過後は東京組と大阪組が挨拶をして別れた。東京組は大阪より1時間半も早い便に乗ってしまったから、その後、退屈する程暇なのに何もせず、考えずにぼんやりと登乗口近くの席で座っていた。無駄なようだが特別に用が無ければそれで疲れが癒され、ゆっくりと日常に戻る準備が整うのではないかと思う。  関空からは行きに予約していた乗り合いタクシーを利用。方面毎の組合せの関係で運がよければすぐ乗れるがそうでなければ暫らく乗客が揃うまで待つ事になる。それでもリムジンバスと電車と普通のタクシーを乗り継いで帰るより遅くはならない。何よりも楽でその割に安い。 斯くして5日間の旅が無事終わった。次回はどこになるのか?と最早気になる。

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