韓国市販DVD「羅勲児の阿利水 ボーナス盤(公演裏話)」より
《 第一話 》
公演会場の大掛かりな舞台建設の模様が早送りで写しだされた後、
もはや更地になった‘ノドルソム(しだれ柳の島)’の公演跡地に立って
ここが‘アリス’を公演したノドルソムです。今度の‘アリス’公演が (今までの公演の中で) 最も大変でした。多分、また公演すれば、その公演が最も大変でしょう。
何だったかなぁ、
(そうそう) ‘ナビ’という(名前の) 台風のため、練習している時 (公演前日のリハーサル) 、雨が降って、 (思い出せば) あぁ〜雨は降るし、くたくたに疲れるし・・・・
公演日の天気予報は、『曇り時々雨』だったが、天気も又、あの日、私を助けてくれました。
(公演開始直前には今にも雨が降って来そうな雲行きになったが、ついに降らなかった)
公演日には本当にありがとうと何回も言いました。
《 第二話 》
完璧にする為に練習をするんじゃなくて、失敗を少なくする、失敗を減らす為に練習するのです。練習は本当にたくさんするけど、スタッフが苦労します。
私達はプロだから、プロだからうまくしなければいけません。
失敗は一回許すとまた起こる。失敗は絶対してはいけません。
良くやろうと頑張って公演をしてきたが、それが終わると、いつも物足りなかったのです。スタッフにとても酷く当たる時もたまにあります。
「おいおい、精神集中しろ!」とか「長い拍子するな、合わない」とか「ストップ!ストップ!」とか怒鳴って、終わると済まなくて一緒に飲みながら慰めたりします。
毎回
(次はもっと)よくやろうと頑張って終わる状態です。
《 第三話 》
独島や高句麗に関するいろいろな無用な事、私が常に思った自尊心が傷つけられたところ、腹が立ったところ、それを今度の公演で見せました。
皆さんも私と同じ考えだと思います。
今回の公演は我々の自尊心、我々の自尊心を立てたい、それが私とスタッフの思いでした。
それがいかに表れたのかは知りませんが、馬に乗って大将の服を着た姿とか コブクソン
(亀甲船)が登場する場面がありますね。
あ、見た目にも大きなコブクソン
(亀甲船)(どのように)舞台下から出て現れたか?
実は舞台下を掘りました。下に隠して置いたのです。気づかれなかったでしょう?
(亀甲船の高さが)舞台より高いから疑問を持っていると思うが、実際にノドルソムを掘りました。

≪質問の声は聞こえてこないが・・何歳くらいまで歌うか?、何故マスコミによく出ないのか?といった問いではないだろうか?≫
簡単です。市場に行って傷があるリンゴと綺麗なリンゴ、どちらを選びます?
もちろん、きれいなリンゴを買うでしょう。同じ事です。
いらっしゃったお客さんは健康な歌を聴きたがります。
そうですね、いつまでするでしょう。
いつになるかは言えません、明日か、一年後か、それはわかりませんが、とにかく、本で読んだ聖人の言葉は銘肝しています。

『席に座ったら立って降りる事もできなければならない』
それを忘れずに毎日を歩んでいます。
ある方は公演を選別しすぎるんじゃないかと言います。言わばファンとの出会いにややこしいと思って、私を嫌がる方がいるのもよく知っています。
私は今まで公演を選別した事が正しいと思っています。
常に言っておるが、私達は夢を売る人です。夢が作られる舞台でなければいけません。
夢を売るけど、夢とはなんです?
夢は寝てから見えるものです。いつも見られるもんじゃないです。
それを
(公演は)目を開けたまま見られるし、聴ける、それは難しい事です、大変な事です。夢が見せられる公演にするため、選別したり、ややこしく(会うのが難しく)してます。
皆さん、人間はわからない事を知りたがります。知ったら
(知ってしまったらもう)気にならないです。
私はマイクを離す瞬間まで我を通します。
−−フナの考えーー

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