羅 勲 児 VS 金 重 培 二人はどんな人?
私が選んで作る私 VS 私を削って作る私

韓国の本「사람 VS 사람」(本の表紙はこちら)
第一章 207頁から209頁8行まで

'私'を'私'であるようにする自分決定権

 南大門お化け市場に立ち寄ってみると、或る一つの店だけで売っている独特な物を見る時がある。
このような品は例外なく高価であっても値切る事が難しい。
品物の価値の駆け引きと云うものは、他の店の価格も片方に持ち出して始めるものであって比較する対象も無いなら話しかける事すら困難だ。
このような場合、独占的立場を確保して‘価格決定権’を持っているのはその店のご主人だ。

 ‘価格決定権’というものは商品の販売価格を左右したり自由に販売価格を決定する事が出来る力を意味する。
このような決定権を持っている‘価格決定権者’の行為はこの上もなく主導的影響力が非常に強い。
このような概念を前提に価格決定権を‘自分決定権’という人生の一つの命題に拡大適用してみれば自分決定権とは‘自分が願う自分の姿’や‘自分がしようとすること’を自分の意思で自由に決定する事が出来る力、と解析できるようだ。
勿論この時、自分決定権の為に最終的に規定となる自己が他人にどれぐらい容認されるかという事が問題だ。
とにかく自分決定権とは一言で、私が‘私’を自由に表現する事が出来る自我の力だ。
このように見れば人間皆に‘自分決定権’という詳しい説明が、取るに足りないくらいに当然でも必須的な人生の指針だ。
しかし実際の暮らしで我々は自分自身に対してどれほどの統制力を行使することができるだろうか?
(日本語訳:byおおきに2010.1.20)

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