(11)タバン(茶房)

(2001年1月31日-3)

読み易い行間が選べます(IE4以降で有効)

一応お昼の食事が済んだので国際市場へ行く事にする。チャガルチから北へ上がれば良いだろうと、適当な道を歩く。
  坂道になったが、竜頭山公園は丘の上だからね、などと勝手な想像で歩いていたら、住宅街を登ったり下ったりする。
効率悪いわと冗談も言うが、どうやら道が違うらしい。表通りへ出て立ち止まったそばに「地下鉄土城洞駅」へ下りる細い階段を見つけた。
少し下の前方に釜山タワーが見えている。「あらあら」北へ向かっていた積もりが、北西へ行っていたのだ。
  歩き疲れたので、休息することにしたが、喫茶店を探せとおっしゃる。
神戸じゃないんだから、こんな場所に簡単に喫茶店があるものかと思いながら、きょろきょろ歩いていたら、なんと「タバン」が一軒有るのです。
 営業しているのかどうかわからないような店構えで神戸にもこんな喫茶店が有りますよ。新聞や漫画が置いてあってタクシーの運転手さんや近所のおじさんなどが休憩にくるような。
この店も昔はオシャレな「タバン(茶房)」だったでしょう。
  お客はアジョッシが二人。店のお姉さんとお客さん達は私達にストーブの側の席を薦めた。
こんなところは韓国人の親切さがよくでている。釜山だからであって、ソウルならどうなのだか知らないが。
おそらく神戸なら寒い日でも、どの席に座ろうと お好きな席にどうぞという事になると思う。
 黒の革ブーツを履いた方のアジョッシは日本語が少しわかると言う。
「オディエソ?」「舟に乗ってる」「ああ ペー」「イエー、イエー」そのあと、日本語韓国語混ぜて「今日来たのか?」「昨日」「どこへ行ってきたのか」「これからどこへ?」「釜山タワーへ」などと、コーヒーを待ちながら話したが お互い余り話せない同志だから、レッスンのような会話ひととおりで話題はすぐ途切れる。
地図を広げて、竜頭山への道を確認する。
トイレを借りたが、ここもやはりトイレットペーパーは無い。後で行った釜山百貨店でさえ無かった。
韓国旅行では、ポケットティッシュを多めに持って行く事。
 どこだったか忘れたが、トイレのドアーは5つ以上も有るのに、ペーパーは大きなロールで一つだけで、適当にちぎって持って入るという形式のもあった。
 前回の智異山辺のお土産屋さんのは、湧き水かもしれないがチョロチョロとホースから出る水を溜めて手を洗ってトイレに流す為、バケツに溜まるまで間があって一人の用足しに時間がかかった。
何でこんなに長い間並ぶのかと思ったら、自分の番になって判った。
 コーヒー@2000ウォン  暖かい所で一服できてトイレも借りれてよかった。しゅっぱーーつ。

この旅の初めへ戻る 第二日目-4
羅勲児日本ファンサイトTOPへ 羅勲児日本ファンサイトTOPへ 【 韓国旅日記目次へ戻る 】