(12)国際市場

(2001年1月31日-4)

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タバン(茶房)を出て前方に見える釜山タワーを目指して行く。
上を見上げても釜山タワーは見当たらなくなってしまったが商店街へ入って来たから、これが国際市場ではあるまいか?食料品、衣料品何でも有るという。
 連れの歩調に(しかたなく)合わせてどんどん歩く。が、皮革衣料専門店で立ち止まった。
「ジャンパーでない革のブレザースタイルのを買いたい」と言うので「良いよ」と店に入る。
お店の御主人にそういうと望みのデザインを取り出してくれた。試着したが窮屈で、もう一回り大きいのを出してもらう。がまだ窮屈。
 店の御主人は若い息子さんか店員さんに何か言いつけてから、私達に「お父さん、ちょっと待ってください」と日本語で言った。
暫くして若い人がブレザーを抱えて帰ってきた。どこか他の場所か店から大きいサイズを持ってきた。
がこれらも、腕の辺りがパンパンで前ボタンがかからない。それなのに長さはまるでショートコートだ。袖は指も隠れる。
 このお店は結構専門店なのになあ。身に合うのが無い。
お相撲さんのように大きい訳でも無く見かけはちょっと肥っている程度で、今日は薄い綿のワークシャツに薄手の毛糸のベストだから決して厚着ではない。
28万ウォンにすると言ってくれたのに。ああそれなのに気の毒に。買いたい本人もだけれど、何とか合うサイズを見つけようと奔走してしてくれた店の御主人。
「ボタンをかけずに着ようか」、「でもこんなに窮屈だと絶対着なくなるよ」「明日まで考えよう」と結局買わずに「太興カワジャンバー総販 代表 太 昌業」の名刺を貰って出た。ごめんね。
  歩きながら御本人曰く「若い頃、革のブレザーが流行って格好良く着ているのを見たが高くて買えなかった」
韓国の国際市場を歩いていたらいっぱい売ってるから、買いたくなったのでしょう。しかし悲しいかな年月は体型をすっかり変えてしまっておりました。
若い頃なら絶対似合ったと断言しておきましょう。お店の御主人が懸命に探して下さったから、諦めが付いたようです。
 そしてレコード店を見つける。ここだけは置いてきぼりにされても入らなくちゃ。
「羅勲児イッソヨー」で導かれた棚のテープ15本全部を取り出す。3500ウォン(約350円)から5000ウォンまで色々混ざっているので「全部3500ウォンにして下さい」と言うと「全部?」でOK。
 店の外では煙草を吸いながらいらいらと連れが待っているから、早く安く決まって安堵。
ホテルへ帰ってからゆっくり金額を見ると3500ウォンは2本しかなくて、他はそれより高い物ばかりだった。
店の御主人も私のあたふたに惑わされてよく見てなかったのではないかと思う。
これらのテープも自分のは持っているものばかりなんだけれど、羅勲児好きの人へのおみやげ。
 日本で買うと1500円前後、同じ内容のCDは2000円以上になる。日本で発売のは3000円程、10年前も変わらない。なんで日本はこんなに高いの?

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