(16)海雲台

(2001年2月1日-2)

読み易い行間が選べます(IE4以降で有効)

「特急ムグンファ号」の快適な乗り心地で、30分後にはもう「海雲台」到着。
六角か、八角の奇麗な瓦屋根の小さな駅舎が特徴か?
 海へ行こうと、駅舎を出たが駅前は道路工事中のようで掘り返した道の空いた所をバスや車が転げそうになりながら、連なって走っている。
ここのシーズンの夏までに奇麗になるのかなあ。工事が止まっているのかもしれないぞ。
 海までの一本道のように見える道を行く。いろんな店がぎっしりだが、シーズンオフだからか 歩いている人は少ない。
 食事をする店を探すが、食堂がない。ビルの中にある食堂街のような店が有ったが、韓国らしくないので止める。
連れが「冷麺」がいいと言う。商店街が終わりになりかけた頃「冷麺」がメニューに有る所が見つかった。
椅子式ではなかったが、この後食べられる店がいつ出てくるかわからないので、靴をぬいでもらう。
 オンドルパンで、10人用のテーブルが7、8個ある。8人ほどの若い男女のグループが帰りかけている。
その側のテーブルへ店のアジュマが案内してくれた。この辺が暖かい場所なのだろう。
 「冷麺」が「ムルネンミョン」かを確かめて、「テンジャンチゲ(味噌鍋)」とを注文した。
「テンジャンチゲ」は店によって中の具と後のおかず類が違うので、メニューが解からない者には便利だ。
「大盛り冷麺」「チゲ」共@4000ウォン、
   広い砂浜が続く海岸に出た。砂浜に添った散歩道を歩く。風が少し冷たいが、思ったより沢山の人が波打ち際で遊んでいる。
おやっと目を疑ったが、かもめと鳩がごちゃまぜになって何十羽も遊んでいたり、砂の中に座って寝たりしている。
 弓なりに続く砂浜の先にある緑の岬が「トンベク(冬柏)公園」だろうが、今日は あそこまでは歩けないだろうな。
近くに大きな「朝鮮ビーチホテル」も見える。あそこぐらいまで行こう。
 屋台でおばあさんが売る小さな巻き貝を買う。紙コップいっぱい2000ウォン。食べ方が判らないから「オットッケ?」。おばあさんが貝をつまんでチュッと吸って見せてくれた。
連れは以前日本のどこかで食べた時は、爪楊枝で取り出して食べたそうだ。貝の細い方を持って吸うこの食べ方の方がずっと簡単だ。なにせ小さいから根気が要るが自然の塩味と磯の香がいい。
買った時に入れてもらった紙コップとポリ袋に貝殻を入れてぶら下げて歩いて行くと若いカップルが同じ貝を食べていた。
貝殻は座っている芝生の後ろへ肩越しに放りながらおしゃべりに夢中だ。海岸で芝生だから、あれでもいいのか。
 シーズンオフでもあり、工事が滞った感じが少し寂しくもあったが、羅勲児さんが泳ぎに来ていたかもしれない「ヘウンデ」に来たのだ。
海で遊ぶ事の無い私だからもう「海雲台」へ来る事はないだろう。サヨナラ。
 帰りは、バスにしたかったが、駅前を色々な行き先のバスが連なって通りすぎるけれど、バス停がどこか知らない上、もたついていたら乗れないと聞いていたので、列車にする。
そのかわり、「東莱(トンネ)」で国鉄から地下鉄に乗りかえるコースを取ってみる事にした。
 国鉄「海雲台」駅発「特急ムグンファ号」15時丁度。
金額は同じ@1900ウォン。

この旅の初めへ戻る 第三日目-3
羅勲児日本ファンサイトTOPへ 羅勲児日本ファンサイトTOPへ 【 韓国旅日記目次へ戻る 】