男ア | 新しい「空(コーン)」という歌の中で、「百年も生きられないのに、千年も生きていけるように」という歌詞は、それはどういう意味ですか? |
羅勲児 | それは日常的な事を、私がいつも言っている事をそのまま歌詞に入れていると思います。一番重要なのは、それを歌の中に入れて、どういう風に自然に伝えて行くかです。良い歌として、お客様にどういう風に伝えて行くかを考えて歌詞の中に入れていくのか、が一番重要だと思います。 |
男ア | どうしてそういう風に入れたのですか? |
羅勲児 | それは私も今、何でそういう風に入れたのか? と、あやふやですね。 |
女ア | どういう時に歌詞を作るのですか? |
羅勲児 | それは身も心も一番大変な時。幸せで嬉しい時は何の歌詞も出てきません。けれども一番しんどい時にそういう歌詞を作ります。 |
男ア | どういう時ですか? |
羅勲児 | うーん。例えば公演を終えてソウルに戻ってくる時の車の中が一番しんどいというか、例えばそういう時ですね。いつも私が戻る時の車には本とギターが必ず有ります。ギターは私が手を出したらすぐ届く所に置いてあって、私の彼女みたいに扱っています。 |
男ア | ギターですネ。 |
羅勲児 | 本当に、言ったとおり、思ったとおりの音色を出してくれるからギターはとてもありがたい存在です。そういう時、公演が終わって身も心もすごく大変で私の全部を出してしまった時、何も残ってないと思っている時、そういう時に私は歌詞を作っています。 私は公演が終わったら必ずソウルへ戻って来るのですが、 |
男ア | どうしてですか? |
羅勲児 |
私が地方で公演をして私が其の侭残っていたら周りのスタッフとかが気を配り過ぎて仕事も進まないし、疲れると思うから戻って来ます。そういう時、私はその場を去って戻って来てしまうのが時に淋しい、私にとっては一番大変ですね。で、そういう時、空を見たら、暗くなった空もあるし、雨も降ったり、雪も降ったり、ずーと向うを見たら、心が何かジーンとしてきます。そういう時に私は何の為に生きているのか、何の為に生きていかないといけないのか、いろんな思いが出てきます。そういう時に、誰も探してくれない・・。 |
女ア | 「空(コーン)」という曲を聞いてみます。 |
羅勲児 | これから聞く「다시는(タシヌン)」という歌ですが、「こういうことは二度としないように」という意味の・・これが終わったら私が話しますね。ちょっと聞いてくださいね。 |
男ア | 又、二部で続けて話を聞いてみましょう。 |
공(コーン)がCDバージョンで流れる | |
다시는(タシヌン)がCDバージョンで流れる | |
무시로(ムシロ)の一節分がCDバージョンで流れる | |
next | 第四話へ続く |