金海空港から大邱へ

第一日目(3月29日木曜日)

読み易い行間が選べます(IE4以降)

 金海空港で姜 在彦先生と成田空港からの人と合流した。関東勢は顔ぶれが随分変わった。前と同じは料理研究家の姜 連叔先生や社の山本さん以外では4人だけだ。新参加者は13人も増えていた。これからどんな旅になるかな?
 空港から高速国道を西へ走り、内西(ネソ)インター辺りで北に折れて、漆西休憩所(チルソヒュウゲソ)でトイレ休憩になった。前回の経験から、演歌の流れるテープの店を探す。有った有った! たった一種類で1本だけだが、中身はともかくジャケットは持ってない物だ。3000ウォン。初日、初めてのチャンスにヒット。
 大邱へ向かう途中、玄風(ヒョンプーン)で山の向こうに日が沈むのを見た。宿泊先の「大邱東仁ホテル」へ行く前に玄風市場にある泥鰌(どじょう)汁専門店で夕食。その店を探すのに、大型観光バスを時々止めては、写真係の洪君が降りて尋ね尋ねて行った。市場である上、今道路工事中とあって、少し離れた所から店まで歩いた。ここの泥鰌汁は泥鰌の姿が残らないほど潰して漉してあるそうだ。頼りないくらい泥鰌の姿は無い。わずか一回背骨の欠片らしいものが、舌に当たったから、やっぱり泥鰌汁だ、と思ったくらい癖も無い。勿論身体にとってもいい食べ物だ。帰りは店の人がバスに乗って良い通りへ出るまで案内してくれた。大型観光バスだから狭い所で身動きが取れ難い。でも乗員は運転手さんを入れてもたった27人でゆったり贅沢なことだ。時々空いた席に一人で座りに行ったり出来る。
 食事もだいぶ進んだ頃、自己紹介となった。新しいメンバーは参加のきっかけは色々だが皆、韓国文化に強い関心を持つ人達で、活気が湧いている。「李寧煕女史」に関心があっての人もいる。一癖有りそうなグループなので、二十歳前後の娘さん二人は、何と言っていいのか、ソウル辺りの普通の観光ツアーに行った方が楽しいんじゃないかと気遣いたくなる。随分渋い旅に来たものだ。でもまあ、エステのツアーなど何時でも安く行ける時があるけど、こんな旅は他に無いから、いい体験かもしれない。一人は韓国のスチュワーデスを目指すと言う。前回の参加者から勧められた人もいる。「姜 在彦先生の本を読んで行くように」と言われたそうだ。そうですよ、私も読まなくちゃと思ってはいるのですが・・・・
 賑やかな町の中をバスは行きホテルへ着いた。場所がいいので、チェックイン後、CDショップへ行った。ホテルのフロントで訪ねると、若いホテルマンが近くのCDショップへ案内してくれた。「羅勲児CD・・キョロキョロ」店員さんが「羅勲児」の並ぶ棚へ案内してくれたが・・「持ってるのばっかり」。10枚ほど手に持って、「カッカジュセヨ」とは言ってみたが一度貼った価格ラベルに値下げした金額を書いてあって、だから、これ以上まけられない、と言っているのが顔と口調でわかった。以前に釜山で買ったより高い。CDに定価がないみたい。でも明日どこかで買えるとも言えないから御土産用に買う。11枚 79100ウォン。高いとは言え、日本で買うより3分の1くらいに安い。
 夕方バスでホテルへ近づいて来た頃、コンビニが見えたように思ったので、CDショップを出てから見当をつけて 歩いてみたが見つからない。もう一つ角を曲がっても無かったら諦めて帰ろうと決めて行ったら有った。お水や焼酎、りんごなどを買った。同じ道を戻らずに、ぐるっと廻ってホテルに帰ろうとして、歩いたが、ホテルが見当外れの方向に見える。このまま行けば段々遠くになりそうなので、引き返した。随分歩いた。すぐ近くまで帰って来た所に、トッポッキを見つけたので、一度食べてみたいと店に入った。主人は天ぷらのようなのを買った。屋台ではないので、店頭でも食べているが、私達はテーブル席についた。トッポッキはマカロニみたいだけれど辛くて、二人でも半分以上残した。天ぷらもお腹が空いてないので食べ残した。屋台のような所で食べてみたいのに、機会がないから、入ってみたので、お店の人に悪い気がしたが、韓国語でどう言えばいいのか判らず、「カムサハムニダー」と3400ウォン払って出た。
 今日は初日なのに羅勲児CDとテープが買えたから、羅勲児ファンとしての旅の目的は九分通りに達成したかな?

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