羅勲児HP・雪嶽山

第二日目(9月12日木曜日)

読み易い行間が選べます(IE4以降)

 ホテルの朝食は7時20分から。昨夜、モーニングコールを6時に頼んでおいて早く起きたので、部屋を出てぶらぶらしていた。ホテルロビーの奥まった部屋のテーブルに新聞を読みかけて広げてある。もう少し覗くようにして入るとパソコンがあり、家のと同じで見慣れた「windowsXP」が見える。「あわわわわ!もしや、羅勲児ホームページが見れるのではないか?」インターネットマークを開いてみたがパスワードが要る。フロントになんとかして訊ねてみようとしたところへ、コンダクターの文さんが現れた。渡りに船で、フロントの人からパスワードを聞いてネットにつないで下さった。家では「お気に入りに」入っているから「http・・」からはじめることはめったに無い。でも当然覚えている。
 出た出た!出ましたね!羅勲児トップページがピカピカと完璧に見えました。ところが次のレフトサイドのメニューは文字化け。「履歴経歴」は日本語で読めている。
 食文化講師の姜連淑先生が来られたので、先生から戴いた資料を使わせてもらった頁を見ていただくことにした。関係のあるディナーショー頁は文字化けだから英数字と位置感覚を頼りだけれど、迷わず次々と開けた。写真は化けないから活用現場を確認していただけてほっとした。他のページを順に確認して行こうとしていたら、次々に朝食に来られた方が立ち寄られるので、ついつい、綺麗に見えるトップページに戻って「これ、私の羅勲児ホームページよ!」と見せている内、早く食事にしなさいと声がかかる。
 後になって考えるに、朝食を抜いて羅勲児HPを見ていてもよかったのだ。でも「勝手な行動をするな!」と咎める相棒がいるから、素直に朝食の席について後々の為には良かったかも。然しながら、私らしいぼんやりで、この場をカメラに収めなかったことを悔いる。因みにその時カメラを持っていた。いつの日か、韓国であちこちにあるという「PCパン」でゆっくり我ホームページを観察したいと思う。
 朝食はヨーロピアンスタイルのみで、トースト、スクランブルエッグ、ソーセージ、ミニトマト半分、ジュース、珈琲などで、質素な物だった。
 定刻の8時30分、全員でホテル門前の階段で最初の集合写真を撮る。続いて個人のカメラに取ろうとした人もいたが小雨が降りかけたから、皆急いでバスに乗り込んだ。韓国東北端の統一展望台へ向かう。
 春川から東北方向へとバスは走り、右手に東海(日本から言うと日本海で、呼び名が問題になっている)を見ながら北上する頃になると、バスの窓と海岸線の見える景色の間には有刺鉄線がある。そんな道を小半時間も走るのに、砂浜に人影は勿論、犬も小鳥も、かもめも、何もいない。波の音だけの静かな光景を通り越して不気味だ。
 雪嶽山会館で2時半の遅い昼食はすき焼き風プルゴギ。予定より到着が遅かった為だろう、お鍋の中で煮詰まったようになっていた。ナムルになっている「シラヤマギク」の生を見せて欲しいと姜連淑先生が店の人にたのんだら、もう生の状態のは残っていないとの事。不恰好な大きなキウリは生のまま見せてもらった。皮の模様が「ホバク(かぼちゃ)」だと思って食べるとキュウリの味がしたのがこれだ!。
 雪嶽山(ソラクサン)はさすが韓国でも指折りの観光地だけあって、駐車場に「修学旅行団」と書いた同じ観光バスが10台以上も停まっている。高校生らしきが、透明のビニールカッパを着てぞろぞろ歩いている。私達と同じく、運悪く雨の日に当たって可愛そうだ。「新興寺(シンフンサ)(神興寺とも書く)」門前で集合写真を撮ることになったが、雨に濡れるのが大嫌いな私は、写真に入らずに門の下で雨宿りをした。
 次の洛山寺(ナッサンサ)は、義湘祖師という偉いお坊さんが建て、お寺と言えば山深い所に有る韓国で、唯一海辺にあるそうだ。ところが今日みたいに雨に降られた日は海辺の崖にある義湘(ウイサン)台へ「聖宝、紅蓮庵」を見に行っても、まるで雨宿りをしに行くような気になり、予定が少し遅れているにもかかわらず、帰り頃、伝統工芸土産店内の「茶房」を見つけ、半数ほどが、雨宿り、休息を兼ねて入る。「ゆず茶」「生姜茶」などの伝統茶を主にするが、珈琲、コーラもある。私は伝統茶の「五味子茶」にした。五味子(オミジャ)という果実を漬け込んで作ったシロップを薄めた甘酸っぱい味のホットドリンク。
 夕食は江原道名物の鱈料理。食後、今回の自己紹介の時間となった。束草ブルマリンホテル泊。

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