松広寺・珍島

第二日目(6月24日金曜日)

読み易い行間が選べます(IE4以降)

 昨夜から宿泊の順天CITY観光ホテルで朝食。食堂の入り口からL字型にご馳走が並んだ洋食バイキングだが、お粥、味噌汁もある。季節柄韓国のマクワウリ(チャムウィ)を期待していたギュウどんは、フルーツ盛り皿の飾りにしてあったと思われる花形に切った丸ごと一個分を取ってきている。
 ホテルを9時出発。1時間足らずで松広寺門前へ到着。韓国三大名刹の一つ。仏法僧の「仏は通度寺」「法は海印寺」そして「僧は松広寺」というだけあって、寺内を歩く多くの修行僧の中に外国人もちらほら見うけた。
その他の松広寺風景
☆栗の花
今の季節ここに限らずバスの車窓から見える景色の中に栗の花が目立つ。すぐ傍の沿道は勿論のこと遠くの山に有っても、緑の木の葉の中から浮き出たように黄緑が少し白っぽいので栗の花だ!とすぐわかる。
☆松廣寺案内図板
☆左手に有る川に沿ってずっと歩きます
☆曹渓山禅宗松廣寺の門
☆この先にかわいいお獅子がいるから頑張って、のガイドさんの言葉に励まされて辿り着いた寺門階段下のシシ。
(シシはシシでも獅子舞のシシではなく、孫悟空のモデル といわれている金絲猴のほうのシシでした。要するにお猿さん)
☆各国からの瓦寄贈者
☆鐘鼓楼
☆松廣寺食堂
昼食は初めの予定の店(麦ご飯定食)を変更して松廣寺敷地内で山菜定食となった。店のメニューには一万ウォン(約千円)とある。
 韓国でいう「定食」は、日本語の印象とは少し違っていると思う。洋食で言うと「フルコース」という感じになる。だから「韓定食」は韓国式のフルコースの豪華料理。
日本の「日替わり定食」などに使われる「定食」に当たる韓国語は「○○白飯」と言い、○○にあたる所に魚肉類の料理名(副食の主菜)が入り、お汁やキムチ、和え物などと白いご飯のセットだ。「○○白飯」でさえ、「日本の△△定食」よりはずっとリッチであるから、「韓国の○○定食」ともなれば品数が多い。

 良過ぎるほどの晴天の午後、楽安邑村民族村内を歩く。韓国の伝統遊び体験場も横目で見るだけで通る。邑の周りを囲む城壁の上をひたすら歩いた。道の左右から転げ落ちないように、と足元が心配で余計にへとへとになった。これほど暑くなければ、のどかな居心地のよい場所なのだが・・
 帰る頃になって、大きな木の下のベンチで暫く涼み、出口でアジュマが売るアイアスキャンデーを買ってバスに乗ってからほおばり、バスに揺られているうちに疲れも少し和らいだ。

 珍島大橋の手前でバスを降り、歩いて渡った。橋の上から見る潮の引き方はすさまじく、ゴーッと渦を伴っている。海割れが起こる島の近くにいるという実感でドキドキしてきた。
橋を渡り終わった所で先回りして待っていたバスで現地まで30分ばかり走る。
海割れ現象が見れるのは、珍島とその南東向かいにある小さな島との間だ。
ある時、この島に取り残された「ポンお婆さん」が、神のお告げで海が割れて陸地になり、恋しい家族がいる向かいの島へと歩いて渡れたという伝説の珍島の海割れ「モーゼの奇跡韓国版」
気象現象だと言ってしまえばそれまでだが、それを知らなかった頃の人々にとっては本当に奇跡であっただろう。私たちも今か今かと海を見つめて約一時間も座り込んでいた。しかし、今日は100%の引き潮ではなかったので、今回の旅行のハイライトとして来たにしては物足りなかった。

 夕食は木浦までバスで走り、刺身専門店が並ぶ中の海の岩刺身センターという店で刺身定食
他にも焼き蛸ニシンの塩焼き そしてなぜか写真に残っていないが、食べきれない大皿の鯛の刺身もあった。
 全羅南道・木浦シャングリアビーチツーリストホテル泊

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