羅 勲 児 VS 金 重 培 二人はどんな人?
私が選んで作る私 VS 私を削って作る私

韓国の本「사람 VS 사람」(本の表紙はこちら)
第三章 210頁7行から212頁12行まで

'大韓民国 代表歌手 羅勲児'

 ‘最高’と云うイメージが羅勲児ほど良く似合う大衆芸能人はめったにいない。
自身を商業的にさらけ出したくない彼の意地だけでなければ羅勲児はとっくに高級自動車広告や総合資産管理広告モデルとして登場していたはずだ。

 服ロビー聴聞会(*高級服賄賂疑惑事件の聴聞会)の時、長官夫人達が団体で‘羅勲児ショー’を観に行った事実が非難される羽目になったほどだから、上流層の人達にも彼の公演チケット一枚が‘用いる価値がある賄賂’に成る位、羅勲児は‘最高’のイメージを持っている人だ。

 去る1996年、或る放送局の‘羅勲児ショー’でダイヤモンドがたくさん付いている10億ウォンもする服を着て舞台に立つと、我が国テレビジョン史上、最も高価な衣装を着た歌手、という記録を保有する事になったので、これに対する羅勲児の言はこうだ。
「私はそれは当然の事だと思う。私の歌を聴く人達に最高の姿を見せるのが礼儀だからだ。」

 ‘神秘主義’戦略と呼ぶに適するぐらいに彼の徹底した自己管理も問い詰めてみれば究極的に目指すところは‘羅勲児=最高’というイメージ作りだ。
<イメージ、又違う 私(イメージの作り方)>というタイトルのテレビ番組で解説者は羅勲児の自分決定権をこのように描写する。

 「“羅勲児”、彼の人気の裏には放送出演を極度に自制して絶対に自身を露出しないようにしておいて大衆に興味と神秘感を引き起こす徹底したイメージ管理が隠されている。
ベールに包まれた彼の私生活と完璧な舞台公演は、イメージメイキングと関連したTVドキュメンタリーの一つの成功事例として登場するほど徹底して持続的だ。
デビューしてから35年が過ぎたが(おおきに注:去る2006年に既にデビュー40周年記念コンサートを行っている)、羅勲児の“スター性”は少しも褪せる事無く、むしろ時間が経つにつれて堅固になるような感じだ。
この不可思議な人気の源泉は想像を絶する“羅勲児式自分決定権”に有るというのが私の考えだ。」

(日本語訳:byおおきに2010.1.31)
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