羅 勲 児 VS 金 重 培 二人はどんな人?
私が選んで作る私 VS 私を削って作る私

韓国の本「사람 VS 사람」(本の表紙はこちら)
第五章 213頁5行から214頁7行まで

スターとしての自尊心

 『スターは雲一つない夜空に輝く星のような存在でなければならない』と羅勲児は言う。
スターは何か普通の人と変っていて大衆芸能人、特にスターは完全に整った姿でなければ大衆に姿を現してはいけないということだ。
彼がインタビューを極力辞退することや、声だけのラジオ放送に出演する時もキチンとした服装をすること、又はテレビの娯楽番組に顔を出さないことなども、このような理由にある。彼のスター意識は有名だ。

 放送界では一度『浮かんだ!』となれば視聴率が保障された保証小切手として通用する為、一回に一億ウォン以上の出演料を呈示して「押し戴いて」特集番組を組むようにしても彼は言われたとおりにすぐ行く事はあまりない。
スターは自分が行かなければならない場を選んで決定する事ができればこそ、そうして初めて長く空で自然にきらきら輝けると信じるからだ。 勿論、そのようにして訳もなく偉ら振る事が彼が言うスター意識の全てではない。

 羅勲児は、スターがスターらしい扱いを受けるつもりなら、スターとしての自尊心と自己決定権を行使する事が出来る自身の哲学がなければならないと信じている。
彼はナイトクラブでのショーが決まったら、すぐに前もって人を送り込んでその事業所の資金具合から舞台の照明施設、オーディオ等まで一つ一つ把握すると云う。 万一、その事業所の資金事情が困難な場合は絶対に契約金を安くするので、一旦要求した契約金は絶対に削らせる方法が無いのだ。
契約金は即ち、自身の自尊心だと信しているためだ。

 外国から公演要請が有った時、常に他と同じ要求条件を立てる事も、そのようなスター意識の延長線上だ。
「貴国のスーパースターが受け取るのと同じ契約金と四名の随行員をつける事。ホテルは最高級でスイートルームでなければならないし、飲食も最も高価なもので・・・」など。

(日本語訳:byおおきに2010.2.10)
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