【黒字：記者】 ところで、政治をしょうと思ったこともありますか？

【緑字：羅勲児】 いいえ。イジュイルさんが国会議員に出る時、事実、当時の与党からプロポーズを受けました。その時は一月だったが、子供達とスキー場に行っていました。何の連絡もしないようにと言っていたのに、我が社の尹社長から連絡が来ました。ちょっと偉いのから連絡が来たと言うのです。「偉いところと私と何の関係がある？切れ！」そして１０日後に帰ってきました。帰ってきて聞いてみると国会議員をしろというのです。その時、与党当直者が夕飯の約束をしようと言ったので、私は電話で「何の話なのか合点がいかない」と言ったら「国家と民族の為にちょっと政治をなさらなくてはならないです」と、こうです。これを聞いて私は即座にこう言いました。「もしもし、私が本当に国家と民族の為にならば、私は歌を歌わなければなりません。一つだけ伺います。＜ウルギンウェウロ＞を世界で誰が一番うまく歌うと思いますか？マイケルジャクソンが私よりもっとうまく＜ウルギンウェウロ＞を歌うと思いますか?」
「いいえ、それは羅先生が最高にうまく歌いますよ」「では、私は何をしなければならないですか？政治をしなければならないですか？歌を歌わなければならないですか？」
政治をしている人が本当に憎いです。自分が何をする人であるのか、何をすれば役に立つのかを考えないで、「あぁ、あいつは人気が有るから出せば、当選するだろう、それで我が党がもう一席とれる」と、こんな考えばかりしているのではないでしょうか？
我が国の国会がなぜあのようですか？お金がちょっと有れば、国会議員になろうとするからです。あの中に国会議員の資格が有って座っている人が果たして何人いますか？国会議員は本当のエリートがしなければならないです。よく学んで思考が真っ直ぐで、本当に国民の為に献身出来る心を持った人がしなければならない。

これから、比例代表制で金バッジをつけてくれれば、こっそりとお受けになっては？

やっぱり駄目です。私は老いて馬鹿になっても、ここに座っていなければならないです！それでこそ、我が後輩達が安心して歌を歌います。

大韓民国はこれからよくなりそうですか？

駄目です！　教育をこのようにしていてはこれからの希望がありません。私は「我が国の教育政策を変えるのにお金を沢山使います」と言う候補が出れば大統領に選らばなければならないと思います。

--今、彼の夫人と、二人の子供はハワイに行っている。子供二人がそこの学校に通っているので夫人が行ったり来たりして、世話をしているということだ--
子女がアメリカ（ハワイ）へ行って勉強されているが、わが国では望む教育が受けられなかったのですか？

ひょっとして、違う目でご覧になってしまうか心配ですが・・
以前、上の子が漢南洞に有るとてもお金持ちの子供達が行く幼稚園に通いました。園でバザーをするのに子供一人に500万ウォンづつ負担しなければならないということでした。私は子供のお母さんにこう言いました。「今すぐ止めろ！」
そうして出て、幼稚園で、どうしてこんな発想が生まれるのかあちこち聞いてみたところ、本当にこれは教育が教育でないという結論を得ました。
小学校に入れる時も問題でした。私立学校は特殊層だけが通うから子供達が苦労を知らなくて生い立つようになり、公立へ入れようとすると乱れた所が多くて・・・・。それで、小学校をＳＩＳ（ソウル・インターナショナル･スクール）へ入れました。子供（長男）が私に似なかったか勉強が良く出来ます。全校で一等（一位）です。ハワイに、全米で十大名門に入る有名な学校（初等、中等、高等）が有るが、そこは、毎年ハーバード大学へ10人位も送るところです。その学校（中学過程）にユミンを験しにやったところ、主席で合格しました。外国人で主席をしたのが初めてと言われています。それで「えい、お前、勉強一度やってみろ！」と、通わせたのです。
どうせ、世界を舞台に暮すなら、「お前、本場に行って同窓（友達）をたくさん作っておけ」こういうことです。
なぜハワイを選んだか？全米で黄色い人種が大声出して暮せるところが正にハワイです。うちの子供は高等学校一学年の時、全校副会長をしたからね。東洋の子供が大声出せるところがここでなくてどこに有りますか?大学に行けばちょっと違うでしょうが、その頃には当人が人種の壁から来る難しいことを受け流す力が出来る筈だから、問題が無いです。
現在、長男の儒民（ユーミン）は高等学校三学年に、二番目の儒敏（長女：ユービン）は同じ学校の中学一年に在学中です。

ゴルフは上手いですか?

上手いか上手くないか判らないが、ハンデイキャップは8〜9ぐらいです。

おぉ？、しょっちゅう出られますか？

何ヶ月に一度か、出ます。

他に運動は？

近くの体育館へ行って、毎日2時間位有酸素運動をしてサウナをします。

羅勲児さんを「トロットの皇帝」というのですが

その様に言わないで下さいよ。普通の羅勲児でも難しいのに、皇帝は何の皇帝ですか？

今、一番したいことは何ですか?

ひっそり歌を畳む（閉じる）事です。

畳むですと！

歌を畳んで、気楽に暮して、ちょっと本も読み、絵もちょっと描き、そうして普通の人で暮らすのです。

なぜ、もう止めようと思うのですか？

この間に、私は余りに悪く振舞いましたでしょう。言わば最高に高く振舞いましたから。ところが今まではそれが通じたが、私が「私の歌を聴くならいくらいくら！」と言った時、それを受けてくれればいいが、「そうかい？じゃ止めろ！」となれば、私はどうなりますか？そんな時がきっと来ます。そんな私になる前に先に止めるべきです。

--インタービューおわり--（日本語訳：byおおきに2002年7月）